日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が7日、来季の開幕戦スタメン出場を目標に定めた。この日、パ・リーグの来季日程が発表された。沖縄・国頭の秋季キャンプに参加している同内野手は、腹膜炎で今年の開幕を病院で迎えており、来年3月29日オリックスとの開幕戦(札幌ドーム)へ向け、「誰もが清宮がレギュラーだなと思ってもらえる」存在となってグラウンドに立つことを掲げた。

ふがいない思いが、胸によみがえった。病院で迎えた今季の開幕。清宮は腹膜炎で苦しんだ今春を振り返り「もうそんな思いはしたくない」と言った。勝負の2年目となる来季の開幕戦は、3月29日オリックス戦(札幌ドーム)に決まった。4カ月半後を見据え「誰もが清宮がレギュラーだなと思ってもらえるよう、アピールしないといけない」と闘志を燃やした。

来季を想定して、体を追い込んでいる。今年2月の春季キャンプは右手親指の骨挫傷、急性胃腸炎とアクシデントが相次ぎ、練習量を確保できなかった。今回の秋季キャンプは、プロ入り後初めてじっくりと練習時間を設けられる機会。坂道ダッシュ、シャトルランと連日のハードメニューに汗を流している。「疲れもだいぶ、たまってきていますけどシーズ中も疲れたところで、どう勝負するかというところなので」。全体練習後には、横尾とともに室内練習場にこもり、バットを振り込んだ。

この日、日本ハムのドラフト1位・吉田が、千葉・鎌ケ谷の施設を見学した。1年早く勇翔寮生となった清宮は、「肉とか野菜とか、ご飯をいっぱい食べられますよ」と、充実の寮生活を約束。あらためて“共闘”を心待ちにした。

秋季キャンプは残り5日。その後の秋季練習、初めてのオフを実りの多いものとし、「3・29」超満員の札幌ドームに立つ。