日本ハムのドラフト2位花咲徳栄・野村佑希内野手(18)が、1年目の清宮超えを掲げた。9日、埼玉・加須市内の同校で、契約金6000万円、年俸600万円(ともに推定)で仮契約。育成含め日本ハムの指名8選手で仮契約1号となった未来のスター候補は、今年の清宮の7本塁打に「実力がついてきたらそういう数字も意識したい。超えられるのであれば」と口にした。

今夏の甲子園で、エース兼4番打者として2本塁打を記録した。昨夏も合わせ聖地で4発。高校通算58本塁打を放った右の大砲は将来、清宮とともに主軸形成を目標に掲げる。清宮の1年目の本塁打数を意識する前に「まずは投手の球に慣れること、土台を作ることが大事」と謙虚に前を見つめた。

背番号は未定で、頭の中にある未来予想図には、23年3月に開業予定の新球場でのプレーが描かれている。「その時は(プロ)5年目ということで、活躍して自分が(チームの)中心にいるというのを目標にしていきたい」と思いをはせる。「ファンの方だったり、周りに愛されるような選手になりたい」。甲子園を沸かせたスラッガーが北の大地を盛り上げる。【山崎純一】