先発ローテ争い殴り込みだ! 阪神3年目の竹安が2回無安打無失点の好投で猛アピールした。今キャンプから取り組むワインドアップのバランスもよく、最速147キロの直球を軸に押し込んで2奪三振。前日10日にリリースで押さえ込むような感覚で投じたことで「つかんだものがあった。質が全然違っていたので、それも試していきました。平均球速を上げていきたい」と笑顔で振り返った。

今季は1軍登板2試合で、先発は最終戦の1試合。完成度は高いものの、威圧感を求めていた矢野監督は「今日は強さも出ていたと思うし。あとは変化球でカウントを取れたら。本当に楽しみな投手だし。どちらかというと先発やと思っているんだけど、(争いに)入っていける可能性のある投手やと思っているから」と絶賛。コンビネーションに強さを加え、アピールを続けていく。【池本泰尚】