日本ハムは12日、来季の2軍コーチングスタッフを発表した。2軍総合コーチに、プロ野球経験のない原田豊スカウト(59)が就任する。同スカウトは東海大時代に遊撃手として巨人原辰徳監督(60)と三遊間コンビを組み、名手として鳴らした。社会人野球の協和発酵では選手としてプレー後、監督に就任。一時期は会社員として野球から離れたが、12年から柳井高(山口)で監督を務め、14年から現職に転身していた。

吉村浩GM(54)は「選手を育成プログラムに沿って指導、教育、育成していくところで管理者が必要。原田さんは社会人経験も長く、野球界以外でもトップセールスのサラリーマンであったり、アマチュア分野での経験も豊富。プロの指導、マネジメントも出来るということで就任してもらいました」と、異例の起用となった理由を説明した。

また、荒木大輔2軍監督(54)が2軍投手コーチを兼任。今季は2軍総合兼投手コーチを務めた伊藤剛氏(41)が、チーム統轄本部GM付特命スカウトに転身する。今季限りで現役引退した矢野謙次氏(38)がチーム統轄本部特命コーチ、石井裕也氏(37)が打撃投手となることも発表された。