西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使した浅村栄斗内野手(28)が20日、楽天への移籍を決断した。今季127打点の打点王を巡って、宣言残留を認める西武、ソフトバンク、オリックスとの争奪戦となったが、18日に入団交渉を行った石井GM率いる楽天が射止めた。

ソフトバンク三笠球団統括本部本部長は20日、浅村から断りの連絡を受けたと明かした。16日の交渉で4年総額28億円の大型契約を提示したが、午後7時前に代理人からメールが届いたといい「我々としては最大限の誠意を持ってオファーしたつもり。残念です」と話した。今後はオリックスからFA宣言した西の獲得に全力を尽くす。すでに4年契約を提示し、この日、非公開で2回目の交渉を行った模様。三笠氏は「浅村選手は浅村選手、西選手は西選手」と“浅村資金”が浮いたが、条件が変わることはないとし「ぜひホークスに来てほしい」とラブコールを送った。