阪神糸原健斗内野手(26)がキャプテンに就任することが25日、決まった。キャンプ最終盤に矢野燿大監督(49)から任命を受けた。投手キャプテンは置かず、チームにただ1人の重役を福留から引き継いだ。今季全試合出場した伸び盛りの若虎は、元気も◎! 姿勢と声でチームをまとめ、フルイニング出場も目標。小学生時代以来の主将を全うする。

バックアップは任せろ! 阪神福留、鳥谷の旧キャプテン勢が早速、新主将糸原のサポートを買って出た。前任者の福留は「やることは変わらない。僕が(糸原より)年下になれるわけではないんだから、サポートできるようにしていきたい」と宣言。鳥谷も「監督も変わったし、どういうチーム作りになるのか考えながら、自分に何ができるのかを考えてやっていきたい。若いキャプテンですし、しっかりバックアップしていきたい」と誓った。

福留は17年から2年間、投手野手全体の主将としてチームをまとめた。鳥谷は12年から5年間、野手キャプテンを任された。Cマークという責任の重さ、気苦労を誰よりも知る2人だけに、矢野監督もサポート役を期待する。「キャプテンというのを、わざわざ孝介とかが付けなくても、その役割はやってくれる。球児だって能見、鳥谷だって。(糸原の)後ろには、そうやってみんなが付いていてくれるから」。新主将をベテラン勢が支えながら、新生矢野阪神が走りだす。