西武水口大地内野手(29)が4日、メットライフドームで契約更改交渉を行い、80万円ダウンの年俸770万円でサインした。

出場10試合にとどまったシーズンを「正直なところを言うと、チームは優勝しましたけど、悔しさしかない」と総括。17年には主に代走として56試合に出場したが「似たタイプもいますし、若い子たちもドンドン上がってきて、単純に負けたのかな、と」と危機感を隠さない。不動の「3番二塁」としてチームをけん引した浅村がFA移籍し、球団からも「そこに入っていくような気持ちでやってくれ」とハッパを掛けられた。「ホントにそこを取りにいかないと、自分はダメだと思っています」とうなずく。

昨オフは球界屈指の好打者、秋山の自主トレに参加した。「技術面だけでなく全て、秋山さんについていけば間違いない」とした上で、今オフは覚悟を決めて自らを追い込む道を選ぶ。「いつ終わるか分からない野球人生。後悔なくシーズンを迎えたい気持ちだったので、今年はそう(昨オフと違う形で自主トレを行うことに)なりました。全てにおいて挑戦したい。パワーアップというのが一番。スイングスピードであったり、送球するスピードであったり、必要な部分を鍛えていきたい」と決意をにじませた。(金額は推定)