ヤクルトは25日、外国人5選手と来季の契約を締結したと発表した。

アルバート・スアレス投手(29=ダイヤモンドバックス傘下3A)とスコット・マクガフ投手(29=ロッキーズ傘下3A)が新加入する。

スアレスは先発候補の右腕で、ソフトバンクのロベルト・スアレス投手(27)の兄。1年契約で年俸は4950万円。190センチ、106キロの体格で、メジャー通算40試合で3勝8敗。奥村政之編成部国際担当部長は「全体的にまとまっていて、クレバーな選手。変化球も多い。球速もあって、総合的に欠点の少ない選手」と話した。弟から日本について情報を得ているという。スアレスは「自分の持っている力を最大限に発揮し、ヤクルトを優勝へと導けるよう努力します。このチャレンジは自分にとっても大きな意味をなすものと感じており、大変喜んでおります」とコメントした。

最速158キロ右腕のマクガフは中継ぎに入る予定。1年契約で、年俸5500万円。メジャーでは通算6試合投げている。奥村編成部国際担当部長は「勝ちパターンに入ってほしい。球速があるし、ボールも低めに集められる」と評した。マクガフはオレゴン大学在学中の10年に日本で開催された世界大学野球選手権に米国代表として参加しており「思えば2010年に世界大学野球選手権に出場したことで、日本文化への興味を持ち、日本人選手が高いレベルにおいて競い合う姿勢を見ることができました。再度、日本の素晴らしいファンの皆さんとお会いできることを楽しみにしています」とコメントした。

来季9シーズン目を迎えるウラディミール・バレンティン外野手(34)は1年契約で、年俸4億4000万円。2年契約の2年目となるデービッド・ブキャナン投手(29)は、年俸2億7500万円。再契約となったデーブ・ハフ投手(34)も1年契約で、年俸7150万円でサインした。

(金額は推定)