巨人が新守護神候補としてライアン・クック投手(31=マリナーズFA)と契約したことを29日、発表した。1年契約で推定年俸は130万ドル(約1億4300万円)。150キロ超の速球と切れ味鋭いスライダーなどを備える右腕。12年には71試合で6勝2敗14セーブ21ホールドで防御率2・09をマークし、球宴出場も果たした。16年に右肘の靱帯(じんたい)再建手術を受け、3年ぶりのメジャーマウンドとなった今季はマリナーズで19試合2勝1敗、防御率5・29と復活への足掛かりをつくった。

背番号は高橋前監督が長く背負った「24」。原監督は同番号をつけ「8時半の男」と称された60年代のリリーフエース・宮田征典をイメージし、上原、マシソン、沢村、吉川光、鍬原らとの勝利の方程式結成に期待している。大型補強の大トリとなる新助っ人は「勝利に貢献し、プロ生活で初めてのリーグ優勝を経験したい」とコメントした。