阪神の新人合同自主トレが10日、鳴尾浜球場で行われた。

ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)は3000メートル走の1周目で他の6選手から大きくリードを奪うも、最終的に11分46秒の6位に終わった。それでも昨年のトップ、高橋遥の11分48秒を上回るタイム。「(他の選手のペースを)乱してしまいましたね」と苦笑いしながらも「もともと苦手なんですが、最初から飛ばしていけた。短距離だけ走るのではなく、長い距離もトレーニングしていきたいと思います」。プロの世界で鍛錬を重ねて、50メートル5秒8の速さを誇る足を、さらに強力な武器にしいていく。