2年目のテーマは「鎖骨」だ。昨季のセ・リーグ新人王のDeNA東克樹投手が12日、横須賀市内のベイスターズ球場で自主トレを行った。

オフの期間に、鳥取のスポーツジム「ワールドウイング」に初めて通い、初動負荷のトレーニングを本格的に取り入れた。故障防止の考えもあり「理論的な部分を知れた。肩周りの可動域を広げて、投げる時に肘が先に出るのではなく、鎖骨で投げるイメージで」と理想の投球スタイルを見つけた。

愛工大名電の大先輩であるイチローなどが通うことで有名な同施設。「会っていません」と残念そうな表情を浮かべた。1年目の昨季は24試合で11勝5敗、防御率2・45をマーク。先発の軸として期待される今季に向けて「新人も入ってきたので、しっかり頑張りたい」と足もとを見つめた。