西武辻監督が他競技から半端ない刺激を受けた。

10年ぶりのパ・リーグ優勝に本拠地の埼玉県から「彩の国功労賞」を受賞。16日、埼玉県庁で贈呈式に出席した。昨年のサッカーW杯ロシア大会で日本をベスト16に導いた西野朗前監督も受賞し、式典に同席。初対面ながら会話に花を咲かせ「日の丸を背負うと(プレッシャーは)相当違うと思う。負けたら終わり。野球は143試合あるけど、明日取り戻そうってできないからね」と想像した。

当時、2点リードから逆転負けを喫したベルギー戦を見て、競技こそ違うが逃げ切りの難しさを痛感。西野氏が緊急登板という形で就任した背景にも「監督になれば勝ちたくなるし、プレッシャーもある」と共感した。菊池、浅村、炭谷の主力3人が抜ける逆風にも「若い選手にはチャンス。いかにしのぎを削り合えるか。その競争からチームは強くなる。チャレンジャーの気持ちで挑みたい」と前向きに捉え、連覇に向けて突き進む。