連戦の疲れもどこ吹く風。東亜学園(東東京)は、継続試合を含む3日連続の試合を感じさせない7回コールド勝ちで8強入りを決めた。初回に長短打を含む6安打で5得点を手始めに、4回までに11得点を奪う猛攻で試合を決定づけた。5回以降は駿台学園の3イニング連続得点で点差を詰められたが、7回表に2本のタイムリーでダメ押し。両チーム合計28安打19得点の打撃戦を制した。
試合終了時の球場周辺は32度。汗が吹き出るような厳しい暑さにも、武田朝彦監督(48)は「うちの選手たちは常々そういう状況を想定してやってきた。とにかく体力はだけは絶対負けないぞという感じで、特に不安はありませんでした」と手応えを明かした。
チーム内の暑熱対策は、バッチリだ。23年夏の東東京大会決勝で共栄学園に敗れて甲子園切符を逃したことをきっかけに、専門家の意見を取り入れながら試合に向けた調整方法を見直した。試合前日には選手たちがみな合宿所に泊まり、食事の取り方や食事のタイミングをそろえる。さらに1度に5、6人が入れる家庭用プールに塩水を入れた「塩プール」で心も体もリフレッシュ。試合直前には栄養ドリンクを補給するなど独自色が満載だ。数年前から一連のルーティンをチーム内に導入すると、夏に足をつる選手は1人も出ておらず、効果は抜群だ。
投打に活躍した荒井哉汰投手(3年)も「体力面はみんなそうだと思うんですけど、全然大丈夫」とうなずいた。疲れ知らずの選手たちが目指すのは東東京のてっぺんのみ。37年ぶり4度目の甲子園出場へ、暑さも吹き飛ばす戦いを最後まで貫く。【平山連】

