逆方向へ飛ばせ!ソフトバンク上林誠知外野手(23)が内川らとの自主トレを公開した。レギュラー3年目となる今季、あえて高い目標を口にして自分を追い込んだ。

上林 今年が一番大事。はやく柳田、(西武)秋山時代を終わらせたい。この2人の壁を崩したい。可能性がゼロじゃない限り目指したい。

パ・リーグを代表する左打者2人を追い抜く。そのためにも2人に共通する逆方向、左翼への長打を上林も増やす。昨季の22本塁打のうち左翼はわずか3本。右翼が16本、中堅3本と引っ張る場合が多かった。

この日のフリー打撃でも打撃投手に外角を要求し、左翼方向へ大きな打球を飛ばし続けた。外もしっかり打てるために、打撃練習前には器具をつかってインナーマッスルに刺激を与えている。体重も91キロと体も大きくした。

「内川さんの技術すべてを吸収して空っぽにしたい」。外角球を反対方向へ打つ時はボールの外側を打って、ファウルにならない打ち方を練習中。内川が得意とする技だ。公言しているトリプルスリー達成のためにも、日向市で学び鍛え続ける日々を送っている。