ソフトバンク松本裕樹投手が5年目の挑戦だ。19日、久留米市などで「鴻江スポーツアカデミー」が主催する自主トレでの練習を公開。マウンドから投じるフォームに周囲から驚きの声が上がった。ゆったりと足を上げると腕を横から振り抜いた。これまでのスリークオータとは違うサイドスローからキレのあるボールを投げ込んだ。

「鴻江先生に『フォームが体に合っていない』と言われてチャレンジしている。指にかかっていい球が投げられた。投げやすい位置で自然に腕が振れている」。映像で確認しながら腕を上げたり下げたり。理想の投球フォームを模索した。

14年ドラフト1位。期待を背負いながら、けがにも悩まされ昨季は1勝しか挙げていない。「1年間1軍で戦い抜いて10勝を目標にしたい」。殻を破るためにもがいている。