ソフトバンクドラフト4位板東湧梧投手(22=JR東日本)が20日、福岡・筑後市のファーム施設で、初めてブルペン投球を行った。

立ち投げで16球。途中カーブも2球投げ、感覚を確かめた。「傾斜で投げたいなと。思ったより順調でした」。支配下5人、育成2人と新人で投手は7人いるが、板東が新人では一番最後に、この日ようやくブルペンに入った。「自分の中で焦らないと決めていた。すごい球を投げる人はいっぱいいる。自分は実戦でしっかり見せたい。意識すると空回りするタイプなので」と、周囲に惑わされることはなかった。

これまでも、ネットスローを黙々と続けていた。「テークバックを意識して、体重を後ろに残すことも意識していた」。キャンプまでには捕手を座らせて投げる予定。即戦力として期待される板東は、自分のペースを守り、キャンプインを迎える。