巨人岩隈久志投手(37=マリナーズ)が11年以来8年ぶりの「日本式キャンプ」へ緊張感を漂わせた。22日、移籍後初めてジャイアンツ球場を訪れ、キャッチボール、ランニングなどで調整。1軍キャンプスタートが決まっているベテラン右腕は「気温もそうだし、(練習)時間も長い。長年やってきたけど緊張するし、気持ちの持って行き方も難しい。ルーキーのような気分ですね」とメジャーキャンプよりも約2週間早いキャンプインを見据えた。

復活を期すプロ入り20年目を新天地で迎える。17年9月に右肩を手術して以降、メジャーでのマウンドから遠ざかっていた。今オフは順調な回復ぶりに手応えを示し、NPB球でキャッチボールを重ね「だいぶ慣れてきた」と準備を進めてきた。来る2月1日に向け「ユニホームに袖を通すというのも1つの楽しみ。キャンプに向けてではなく、開幕に向けてどうかというところ」と焦点は復活マウンドだと強調した。【為田聡史】