楽天は28日、新人合同自主トレを打ち上げた。

「(プロ生活には)一瞬で慣れました。この前、テストでちょっと大学に戻ったんですけど、仙台に早く帰りたくてしかたなかったです」というドラフト1位の辰己涼介外野手(22=立命大)は、1軍スタートのキャンプへ万全の仕上がり。「首脳陣の前で自分をアピールできると考えたらワクワクして楽しみで仕方がない」と笑顔を見せた。

「学生の時は正直ダントツでうまかったので、抜いたり、自分に甘えたり、周りに合わせる部分があった」というが、現在はプロとして体調管理にも気を付ける。起床後に入浴し、体を温めてからストレッチ。チューブを使ったインナーマッスルのトレーニングやマシンを使って柔軟性を高める運動も取り入れる。「自分は体も硬いですし、体力面もないですけど、伸びしろがある分、楽しく取り組める」。体重も体脂肪率は変わらず3、4キロ増えた。

1年目から全試合に出るつもり。「1度も1軍を離れることなく、スタメンで全試合出られるように。新人王だったり、他のタイトルを狙えるところまで(キャンプで)しっかりやっていきたい」と意気込んだ。【千葉修宏】