広島ドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)が本格化するサバイバルレースに挑む。

今キャンプ初の対外試合となった18日の韓国KIAとの練習試合では、3打数無安打2三振に終わった。途中出場で迎えた3回の初打席は直球に手が出ずに見逃し三振。第2打席は変化球にバットが空を切った。「自分のレベルが低いと感じました。考え方ひとつで変わると思います。しっかり練習に励みたい」。ほろ苦い“デビュー戦”となった。

広島の高卒野手では27年ぶりに春季キャンプ1軍スタートとなり、ここまでアピールを続ける。緒方監督も「結果だけじゃない。ずっといい内容を見せてくれている」と認めるほどだ。

ただ緒方監督は21日からの最終クールが1軍選手の絞り込みの場となることを明言した。19日予定していたロッテとの練習試合は降雨中止。アピールの場は限られているが、実戦が続く最終クールで生き残りをかけて戦っていく。