昨季限りで現役引退した元ソフトバンクの摂津正氏(36)が2日、オープン戦阪神戦の前に引退セレモニアルピッチを行った。

背番号50のユニホーム姿で、登場曲「STRONG ISLAND」に乗って登場。まずはマイクを握り、ファンに向けてあいさつした。続けてマウンドに向かい、セレモニアルピッチが始まった。捕手役は高谷が務めた。摂津氏はゆったりとしたフォームから、外角低めいっぱいにノーバウンドでストライク投球を披露した。

セレモニーを終えた摂津氏は「緊張しましたね。いい思い出になりました。今日が最後なんだな、というさみしい気持ちもありますが、また次の目標に向かって頑張らないとな、とあらためて思いました」と振り返った。

実はセレモニー後にサプライズも考えていたが、緊張のあまり忘れてしまったことも明かした。「グローブを最後、ファンの方に投げたかったんですけど、緊張のあまり忘れていました」と苦笑いだった。投球後は摂津氏の元にサファテや森ら投手陣が多く駆けつけ、記念撮影などを行った。阪神藤浪や、元同僚の阪神飯田らもあいさつに訪れて送り出された。