結果よりも内容を重視する。DeNA先発の石田健大投手が4回を4安打2失点も、投球内容に満足感を示した。

石田 まだまだ足りない部分はありますが、徐々に自分が思っている球も投げられている。少しずつ、いい感じにまとまってきた。

初回はボールが先行したが、三浦投手コーチから「もっと大胆に攻めていけ」と助言され、リズムを取り戻した。「2回からは腕を振ることを意識して、バランスもよくなりました」。

カーブにも光明を見いだした。この日の直球の最速は140キロ台前半ながら、90キロ台のカーブで緩急をつけた。「1年間投げていく中で必要なボール。無駄球にならないように制球力をつけていきたい」。主軸投手として戦い抜くための武器を、さらに磨く決意だ。

4回に日本ハム清宮に浴びた2ランについては「球威がないからファウルにならなかった。うまく打たれました」と反省したが、全体として「いい感覚で投げられた」と納得の表情。ラミレス監督も「前回よりよかった。球数(68球)は多めだけど、変化球との組み立てはよかったね」と評価した。【鈴木正章】