5年目の真価見せる! 西武高橋光成投手(22)がロッテ戦に先発し、7回を93球、5安打1失点と好投。開幕ローテ入り確実の本格派右腕が、登板有力となる開幕2カード目ロッテ戦の「予行演習」で上々の結果を示した。

早打ちの相手打線に対し、最速149キロの直球を軸に制球よく攻めた。「テンポよくストライクゾーンで勝負できた。ピンチもあったけど粘り強く投げられました」。1回は先制本塁打こそ浴びたが7球、2回を9球、3回をわずか6球で抑えてリズムをもたらし、4回の逆転を呼び込んだ。

2-1で迎えた7回1死一、三塁では、ロッテ・バルガスを得意のフォークボールで一ゴロ併殺。「三振を取りにいったけど、結果オーライです」。一打逆転のピンチを粘り強く切り抜けた。

14年ドラフト1位。高卒1年目から5勝を挙げたが故障などに苦しみ、年々、勝ち星を減らした。昨季はわずか3試合の登板に終わった。「この4年間何もできなかった。今年こそはチームに貢献できるように頑張りたい」。背番号を「13」に変更して心機一転で臨む今季こそ、期待に応えてみせる。【鈴木正章】