平成元年生まれの広島野村祐輔投手(29)が1日、新元号「令和」での変わらぬ活躍を誓った。

マツダスタジアムで行われた先発投手の練習に参加し、2日後の今季初先発に向けてブルペン投球した後にテレビで新元号を知った。練習終了直後に報道陣の問いかけに「令って“命令”とか“号令”とかすごい固いイメージがあるけど、和は“和む”じゃないですか。どういう意味なんだろう。しっかりしろということですか」と戸惑いを隠せなかった。ただ、報道陣から「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められていることを聞くと「カープみたいですね」と一致団結となって戦う広島と新元号を重ね、妙に納得していた。

自身にとって今季初先発となる3日中日戦(ナゴヤドーム)へ向けては「チームが勝つのが一番。勝てる試合を数多く作っていければと思います。回の先頭を切ると、相手のリズムにさせなくすることで有利になると思う」と意気込みを語った。