阪神タイガースの親会社である阪急阪神ホールディングス株式会社の18年度の決算報告が15日、大阪市内で行われた。

タイガースや宝塚歌劇団などを含む「エンタテインメント・コミュニケーション事業」の営業収益は1265億3100万円で、前年度比54億5300万円(4・5%)増となった。営業利益も前年度比5・7%増の187億5900万円となった。ただ、タイガース単体としては、昨季最下位に終わったことなどで甲子園の観客動員が17年度と比べ4%減となるなど前年度比若干の減収となった。矢野新監督で再出発した今季は、昨年より観客動員は増加しているという。会見に出席した西野暁執行役員は「近本や木浪も出てきたし、梅野、青柳らも力をつけてきた。西の加入も大きい。出だしはよくなかったけど、ここにきてかみ合ってきた。ベンチの雰囲気も明るいということで、ファンに最後まで喜んでいただけるように優勝争いすることを信じています」と今後に期待していた。