巨人ドラフト1位ルーキーの高橋優貴投手(22)が“初めて”打たれた。

4回2死二塁、DeNA大和に甘く入ったスライダーを右前にはじき返された。プロ入り11失点目で初めて適時打による失点を許した。この日の1回は2ランを浴びて2点を先制された。この日を含めデビューから7試合の先発はいずれも本塁打による失点だった。

走者をためても痛打を許さない投球で、ここまで3勝を積み上げてきた。4月下旬に宮本投手総合コーチは「いつものペースだよね。ベンチからすればヒヤヒヤ、ハラハラですよ。でも相手ベンチはイライラですよ。ハラハラは僕らが我慢すればいいこと。イライラは募る一方。残塁は相手にとってすごく嫌。相手ベンチをイライラさせる。それが1つの力になっているし、それが優貴のピッチングだと思う。僕らが腹を据えてドーンと構えていればね」と話していた。

プロ初のスライド登板はプロ入り後最短の4回3失点で降板。「粘りのドラ1」が早々にマウンドから姿を消した。