巨人坂本勇人内野手がリーグトップの17号ソロ本塁打を放ち、史上104人目となるプロ通算200本塁打を達成した。

1点リードの3回2死、阪神青柳の141キロ直球を中堅バックスクリーン左に運んだ。「いい追加点になった。これからも1本1本、チームのために積み重ねていきたいと思います」とコメントした。

天敵を攻略した。先発の阪神青柳とは試合開始前の時点で通算18打数2安打、打率1割1分1厘。前日28日の練習後には「打ててない投手を打つのはプロとして楽しみ。変則ですし、タイミングを取るのは難しいけど、それを打つのがプロ。いろいろ考えながらやります」と意気込んでいたが、結果で体現した。

節目の200号も、阪神戦だった。プロ1号は08年4月6日阪神戦で、100号が14年3月28日阪神戦。1500安打、1500試合も阪神戦で達成した。中学生までは兵庫で暮らし、幼少期に観戦にも訪れた甲子園で記録を刻んだ。

今季は主に2番を任されながら、月間本塁打数が自己最多の10本に到達した。本塁打争いはトップの17本で打率、打点ともに上位にランクイン。巨人史上、最強の2番打者が打線を引っ張る。【久保賢吾】