阪神矢野監督が令和の大逆襲宣言だ。元号が代わってから、巨人に無傷の4連勝。この日も先制、中押し、だめ押しと理想の試合運びだったが「平成ではたっぷりやられた。まだまだ借りがあるので、しっかり返していきたい」と手綱をギュッと締めた。

投打の歯車がかみ合い、昨季苦戦した甲子園で13勝13敗の五分に戻した。「先発に勝ちがついて、ホールドがついて、抑えにというのは本当に理想の展開。昨日のあの試合の後。2つ取らないと昨日の勝ちも生きてこない。流れのいい勝ち方ができた」と手応え十分だ。

平成では巨人相手に318勝434敗17引き分けと大苦戦したが、天皇代替わりから負けなしとゲンがいい。31日から3ゲーム差で追う首位広島と敵地3連戦。指揮官は「次に戦う上でもいい形でいけた」と語気を強める。3連勝すれば、カープと同率首位になる。堂々と王者の胸を借りる。