7月16日から始まる第43回日米大学野球選手権大会(松山・坊っちゃんスタジアムほか)に向け、大学日本代表の選考合宿が始まった。

明大の森下暢仁投手(4年=大分商)ら49人が参加し、投手はボールの回転数、回転軸、ホップ率を測定。打者はヘッドスピードと打球のスピード、30メートル、50メートル、塁間タイムと細かく測定した。

野手29人中、打球スピードのトップは157キロを計測した慶大・正木智也外野手(2年)だった。「普段の練習から測定してる。今日は緊張して思うように出なかった」と話す正木は、普段の練習で平均160キロを計測する。最速は170キロ。「この冬、ウエートに力を入れてパワーアップできたのが大きい」と成果を実感。打撃練習ではセンターからライトに強い打球を連発しアピールした。「日本代表は1つの目標。何としても入りたい」と力を込めた。

選考合宿で細かくデータを測定したことについて生田勉監督(52)は「選考理由としてハッキリとした数値を出したかった」とし「投手は空振りをとれる選手。攻撃では機動力を生かした野球を目指したい。そのためにこのデータは参考になる」と明かした。

最終日の23日に代表24人が決定する。