DeNA山崎康晃投手(26)が、プロ野球史上最年少で、史上15人目の通算150セーブを達成した。

2点リードの9回に登板し、先頭の松山を中飛、三好を二ゴロ、最後は代打高橋大をフルカウントから見逃し三振の3者凡退で締めくくった。

お立ち台では「チームメイトとたくさんのサポーター、コーチの方々に恵まれて、ここまで数を積み重ねることができました。仲間に出会えて感謝します。もっと頑張ります」と喜びをかみしめた。

また5年目での到達も、元巨人クルーンに並び、プロ野球史上最速タイのスピードとなった。

山崎は「忘れられない試合は、いい試合よりも多い。年間通したら5試合、10試合くらいある。いい結果じゃなくて」と言う。特に記憶に残る一戦に、17年日本シリーズを挙げる。11月4日、ソフトバンクとの同シリーズ第6戦。ヤフオクドームだった。1点リードの9回1死から、内川に痛恨の同点ソロを浴びた。

結果的にチームは延長戦の末に敗れ、日本一を逃した。「自分の成長につながる試合だったし、忘れてはいけない1球だった」と今も胸に刻む男が、快挙を達成した。

▼通算150セーブ=山崎(DeNA) 17日の広島15回戦(横浜)で今季17セーブ目を挙げて達成。プロ野球15人目。初セーブは15年3月31日の広島1回戦(横浜)。26歳9カ月での達成は09年永川(広島)10年馬原(ソフトバンク)の28歳7カ月を抜く史上最年少。登板275試合は、09年クルーン(巨人)250試合、10年馬原267試合に次ぐ3位のスピード。5年で達成は09年クルーンに並ぶ最速記録で、日本人投手では初めて。