全セの「1番中堅」でスタメン出場した阪神近本光司外野手(24)が、1992年、オールスター第2戦の古田敦也(ヤクルト)以来2人目となるサイクル安打を達成し、MVPに輝いた。

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甲子園で観戦した近本の父・恵照(よしてる)さんは「全部がウソみたい。夢のようです…」と驚きを隠せなかった。母・美晴さんも「夢のような感じ。一流選手ばかりで、みんなテレビで見る選手ばかり。自分の子が、同じ球場に立っていると考えただけでも信じられない。みなさんの応援のおかげでここまで、やってこれている。一流選手から得たものを生かして、これからも長く活躍してほしい」とエールを送った。