今秋ドラフト1位候補の明大・森下暢仁投手(4年=大分商)が開幕投手を務め、5回2安打無失点、9三振を奪う好投で米国打線を圧倒した。

「初戦の入り方が大事だと思ってマウンドに入りました。日の丸を背負っている以上、結果を残していかないといけないと思います」。

この日最速151キロの直球に、鋭く落ちる変化球に、バットが次々に空を切った。テンポよく投げ、5回で球数は66球。攻撃のリズムを作った。

森下の投球に、米国のダン・マクドネル監督は「両サイドを良くボールを投げ分けて、スピードの変化もついていた。脱帽しています。真っすぐが良かったよ」とお手上げの様子だった。

打線は初回1死二塁、中大・牧秀悟内野手(3年=松本第一)の中前適時打で1点を先制。3回は相手の失策から1点を追加し、終盤の7回にも、今秋ドラフト候補の東海大・海野隆司捕手(4年=関西)の左前適時打で3点目を奪い勝利した。