大学日本代表は、打線が1安打と沈黙し米国に連敗した。

ドラフト候補の森下暢仁投手(4年=明大)が今大会2度目の先発。雨が降りしきる悪条件の中だったが、2回1死一塁から球威ある直球で2者連続三振を奪うなど順調な立ち上がり。だが、4回1死から5番打者に左翼へ大きな当たりを放たれると、野手の処理がもたつく間に一気に生還を許し、ランニング弾で先制点を献上。5回にも1点を奪われた。5回5安打2四球6奪三振で降板。試合後は「緩い球を使えばよかった。まっすぐとカットボールだけになって打たれた」と悔やんだ。

打線は米国投手陣に苦戦。2点を追う8回には2死満塁の好機をつくったが、後続が倒れるなど好機での1本が遠かった。生田勉監督(52)に代わり、この試合のみ監督代行を務めた谷口英規ヘッドコーチ(49)は「(米国投手は)160キロくらい出ていた。見たことないし、くらいついていったけど…。テクニックでどうにかしないと。課題です」。米国はこれで2連勝し、優勝に王手をかけた。「もう落とせない。(生田)監督も戻ってくるし、流れも変わる。スタッフと話し合いたい」。

第4戦は20日、ヨーク開成山スタジアム(福島)で18時から行われる予定。舞台を西から東に移し、1戦必勝で戦う。