竜の連敗ストップはレジェンド松坂に託された。9試合ぶりの本拠地ナゴヤドーム。連敗阻止へ9勝で勝ち頭の柳を先発に送ったが、またも白星に見放された。柳は3回の筒香の先制2ラン1本の失点で粘ったが、味方打線が振るわずビシエドの1点止まり。17年7月以来2年ぶりとなる7連敗を喫した。

夏休み初の本拠地ゲームとあって3万1110人のファンが詰めかけた。7連敗は全て先制を許しての敗戦。与田監督は「私の采配で勝たせないといけない」と肩を落とした。だが沈んでばかりはいられない。

27日の先発は今季2度目の松坂だ。今季初登板の16日阪神戦(ナゴヤドーム)は勝敗はつかなかったが5回4安打2失点と粘りの投球。指揮官は「前回は勝ち星はつかなかったけど、しっかり試合を作ってくれた。松坂の力に大きな期待を持っている」と、ベテラン右腕にすべてを託した。連敗が8に延びれば、15年以来4年ぶりの屈辱。松坂も「(体の状態は)先週と変わらない」と必勝を期す。「平成の怪物」が令和初白星となる復活勝利で、救世主となるか。【伊東大介】

▽中日ビシエド(8回に今季2度目となる2試合連続の12号ソロ)「甘く入ってきたボールを見逃さず、仕留めることができたよ」

▽中日柳(7回2失点も2桁勝利お預けの4敗目)「粘り強く投げることはできたと思います」