大敗のショックはいつもの言葉でかき消した。

DeNAラミレス監督は会見で「トゥモローイズ、アナザーデイ(明日は違う日)」と前を向いた。

勝てば首位巨人と1・5差に肉薄できた試合。だが、先発大貫が誤算だった。3回、先頭の近本に四球を与えると福留、糸原、高山に痛打されて降板。球が上ずって2回1/3、5安打4失点と試合を作れなかった。2番手平田も止められず2失点。序盤で勝負が決まった。ラミレス監督も「先発がああいう展開だと厳しい。6失点で完全に流れが行ってしまった」と嘆いた。

打線もつながりを欠いた。3日に落雷でノーゲームになった阪神青柳との再戦で、6番以降の打順を変更。「フィーリングで使おうと思った」と9番梶谷は3安打と大暴れしたが、攻略には結びつかなかった。次カードは12勝7敗と得意にする中日との3連戦。勝利をもぎ取るしかない。