両チーム決定打が出ないまま終盤にもつれた7回、亜大は東洋大の先発・村上頌樹投手(3年=智弁学園)に対し、先頭の山本卓弥外野手(4年=神村学園)が三塁打で出塁。1死から安田大将外野手(4年=駒大苫小牧)がスクイズを決めて1点を先制した。

亜大はこの1点を、先発・内間拓馬(3年=宜野座)から2番手の岡留英貴(2年=沖縄尚学)、最後は松本健吾(2年=東海大菅生)とつないで貴重な白星を挙げた。試合後の生田勉監督(53)は「少しずつですが、選手が力をつけてくれている。スクイズははじめから決めていました。うちは打てませんから、スクイズをするしかない。投手には完投するピッチャーがいませんが、今日は継投で無失点に抑えてくれたので100点満点です」と、投打にわたり粘り強く1点差を勝ちきった選手をたたえた。

亜大は東洋大に先勝を許しながら連勝して勝ち点1を挙げた。

◆スクイズを決めた主将・安田の話 「スクイズの準備はできていました。村上のスライダーの軌道は見えていました」