セ・リーグCSファーストステージのDeNA-阪神戦前に、バックネット裏スタンドにDeNA初代監督の中畑清氏(65)が登場した。

この日はCS本拠地初開催を記念して、DeNAが12年に発売したチケット「~感謝、そして夢~新・熱いぜ!チケット」が特別に復活。50組100人のファンが招待された。中畑氏はサプライズゲストとして現れ、ファンにチケットを手渡した。

DeNA体制となり、初めて挑んだ12年シーズン。最終戦に発売した企画チケットがあった。内野指定SS席のペア購入者(定価1万1000円)が、1人1000円ずつを加えることで(合計1万3000円)、16年シーズンまでに球団がCSに進出した際、横浜スタジアム開催試合の内野指定席ペア観戦券が付いてくるというチケットだった。

しかし16年シーズンに3位でCSに進んだものの本拠地開催権は得られず、当時のチケットの権利は失効。しかし今季、レギュラーシーズン2位で初めて横浜スタジアムでCSを開催できるということで、当時から応援し続けてくれているファンのために、サプライズゲスト付きで権利が復活。当時チケットを購入したファンが招待された。

中畑氏は「こうやってみんなに期待されて、本拠地開催を目標にやってきたんだから。夢がかなったよね。オレは自分の時代には出来なかったけど、そういうチームになってくれたんだなって、喜びは同じようにある。手渡したチケット? オレが欲しいなと思ったよ。ここのチケット簡単に取れないから。プラチナカードと呼ばれるチケットになりつつあるのはめちゃうれしい」と笑顔を見せた。