慶大が初回、ソフトバンク5位指名の柳町達外野手(4年=慶応)の2ランで先制した。

1死二塁から明大先発でDeNA3位指名の伊勢大夢投手(4年=九州学院)の初球をセンターバックスクリーンへ運び、主導権を握った。その後も5回無死二、三塁の場面で、三塁走者柳町が好判断し、暴投で一気にホームを陥れ3点目を奪うなど活躍した。

試合後の柳町は「初球から振っていこうと思い、それがうまく結果につながりました。自分にとってはリーグ戦とドラフト会議、そして明大戦とこの1週間は大変でした。でも、その中で楽しむ気持ちで乗り越えることができました」と充実の笑顔を見せた。

ソフトバンクが巨人と対戦する日本シリーズが開幕する。柳町は「もちろん見ます。層が厚いチームで、簡単に試合に出られないのは分かっています。福岡のファンの皆さんも温かいので、いい球団に指名していただきました」とソフトバンクへの思いを口にした。