関大が首位で並んでいた近大との直接対決を制し、17年秋以来4季ぶり37度目のリーグ優勝を決めた。

3回、オリックスからドラフト3位指名された近大・村西良太投手(4年=津名)から、9番森翔平投手(4年=鳥取商)が1死二塁で左前適時打を放って先制。1-0の僅差で迎えた8回には、1死三塁から野選で貴重な追加点を挙げた。先発の森翔平投手(4年=鳥取商)が「4年間で一番いい投球ができた」と、低めに集めて8回4安打無失点の好投。2番手・高野脩汰投手(3年=出雲商)との継投で、リードを守りきった。

春季リーグは4位に沈み、早瀬万豊監督は「春悔しい思いをしてそれをなんとか晴らそうとしてきた。故障者も出たりする中、リーグ戦を通して選手がたくましくなってくれた」と振り返った。

▽関大・高野脩汰投手(3年=出雲商)「(MVP獲得に)自分じゃないと思っていたのでびっくりした。賞とか慣れていないので。(MVPのほかに、最優秀投手、ベストナインに輝き)3冠は出来すぎです」