三井ゴールデン・グラブ賞の受賞者発表が31日行われ、セ・リーグ投手部門で阪神西勇輝投手(28)が初受賞した。西は阪神へFA移籍1年目の今季26試合に登板し、チーム唯一の2ケタ勝利となる10勝(8敗)で、172回1/3を投げて失策ゼロ。なお、阪神投手の同賞獲得は初めて。

「守備力の高い投手が数多くいるセ・リーグで、これまで目標としてきたこの賞を受賞することができ、非常に光栄です。投手としてピッチングも重要ですが、それ以外でもチームに貢献するという部分で、自分の中で大切にしてきた『守備』が評価されて本当にうれしく思います。チームのみなさんの支えがあって受賞できた賞ですが、特に1年間バッテリーを組んできた梅野と同時に受賞できたことがうれしいです。梅野とはこれからも切磋琢磨(せっさたくま)しながら、お互いを高め合っていき、チームのため、そしてファンのみなさんに喜んでもらうために頑張っていきたいと思います」とコメントした。