ソフトバンクからは4人が2019年度のゴールデングラブ賞を受賞した。

一塁手部門で、内川聖一内野手(37)がプロ19年目で初受賞した。18年目で受賞した中日・森野将彦内野手(14年)を抜いて、史上最遅での受賞となった。

今季は一塁手として、リーグ初のシーズン守備率10割を達成した(プロ3人目)。過去2年は故障もあり出場も少なかったが、今年はベテランながら開幕から故障者続きのチームを引っ張り、137試合に出場。一塁は130試合守って、シーズン守備率の新記録を達成した。3年ぶりに規定打席にも達成して、リーグ優勝は逃したものの、日本一3連覇に大きく貢献していた。

三塁手部門では松田宣浩内野手(36)が、7年連続8度目の受賞。三塁手としては歴代最多受賞の記録をさらに更新した。

投手部門では今季無安打無得点試合をマークした千賀滉大投手(26)が初受賞。育成出身の投手としては初めての快挙で、95年工藤公康投手(現ソフトバンク監督)以来、投手では球団2人目の受賞となった。

捕手部門では、甲斐拓也捕手(26)が、育成出身初受賞から3年連続3回目の受賞となった。梨田昌孝(元楽天監督)、伊東勤(中日コーチ)、城島健司(元ダイエー、阪神捕手)に続く4人目の3年連続で、千賀とともに育成出身バッテリーの受賞は史上初となった。