NPBドラフト会議(10月17日)で広島から4位で指名された魚沼市出身の韮沢雄也内野手(埼玉・花咲徳栄)が10月31日、同校で指名あいさつを受けた。「夢がかなったという実感が湧いてきた」。11月中に仮契約の見通しで、12月9日に広島の新入団選手発表に臨む。

カープの赤い帽子をかぶると韮沢はにっこりと笑った。この日訪れた広島の尾形佳紀スカウト(41)は「1年生からマークしていた。バットコントロールが良く、芯に当てるのがうまい。堅実な守備もいい」と技術の高さへの高い評価を口にした。「まずは2軍で体を作って、3~4年後に1軍のレギュラーをとってほしい」と期待を込めた。

韮沢は手本としたい選手に同校の先輩で、16年ドラフト2位で広島入りした高橋昂也投手(21)の名前を挙げた。「尊敬する先輩。プロ選手だけでなく、日々の生活においても背中を見て、行動していきたい」。

今後は実家のある新潟に戻り、知人らにプロ入りの報告をする予定。「支えてくれた人たちに恩返しができるプレーがしたい」。プロの舞台でも活躍を誓った。【山岸章利】