早大が慶大の10連勝を阻止して、4日の3回戦に持ち込んだ。

1回に5安打を集中して3点を先行、有利な試合展開に持ち込んだ。5、8回にも追加点を挙げ、4投手をリレーして辛うじて逃げきった。

小宮山悟監督(54)は勝利を喜びながら、7四死球を与えた投手陣に反省を求めた。「こわごわ投げているのが許せない。鍛えなおします」と話した。

負ければ全日程が終了し、ライバル慶大に10戦全勝の大記録を献上するところだった。

初戦を落とした前日の試合後、小宮山監督は自らの継投ミスを選手にわび、この日の2回戦に向けてゲキを飛ばしていた。

「やられる可能性は高かったが、早慶戦は特別です。最後にどれだけ執着心があるか、意地を見せられるかです」と、すぐさま3回戦の勝利を誓った。