広島秋季キャンプ3日目の4日、松山竜平外野手(34)が早出特守を受けた。初日から3日連続での一塁特守。3日は高ヘッドコーチとマンツーマンで内野全ポジションで1時間超のノックを浴びるなど、参加選手最年長の34歳が元気だ。

今秋キャンプでは一塁守備力の向上をテーマに掲げる。「もっとうまくならないと。足が速い選手が外野を守れる(布陣の)方がいいことは分かっている。せっかく来ているのだから、とことんやる覚悟でいる」。連日早出に参加。5日も当然のように早出組に名前が入っている。

ランチ特打を行い、午後からのローテーション打撃は免除されている。ただ自主的に室内練習場で打ち込む姿も見られる。「若い選手が何かを感じてくれれば」と、中堅からベテランへと立場を変えようとする自覚も芽生える。若手がアピール合戦を繰り広げる中、松山も静かに一塁レギュラーを奪うための準備を進めている。