PL学園のエースとして2度の甲子園優勝を経験した大エース・桑田真澄氏(51)が4回から登板した。高校時代を思わせる背番号1の母校のユニホームを身にまとい、高3の1985年夏以来、34年ぶりに聖地のマウンドで腕を振った。

先頭打者は11球粘られ四球。無死一塁としたが、2番打者を遊直に打ち取りダブルプレー。3番打者に左前安打を許し二死一塁。4番打者に代名詞の99キロカーブを右前に運ばれ、2死一、二塁としたが、5番打者を二飛に仕留め、2安打無失点に抑えた。

最速126キロ。球数18。

桑田の登板は4回表の1イニングのみで、その裏からは遊撃の守備についた。5回表は「4番・遊撃」で先頭打者として打席に立ち、右越え二塁打で出塁。次打者の三ゴロの当たりで、スライディングで三塁に到達。6番岩田徹捕手(52)の左前適時打で4点目のホームを踏んだ。

5回終了時点で、PL学園4-1利根商。