「NPB AWARDS 2019 supported by リポビタンD」が26日、都内のホテルで行われ、ウエスタン・リーグ優勝のソフトバンクが優勝球団として表彰された。ファーム選手権も制して日本一に輝いた小川一夫2軍監督(65)は「選手は試合で失敗や敗戦から多くのことを学び成長する。日本一になれたことは自信になったと思います。来季も1人でも多くの選手を1軍に送り出して、選手の育成に頑張っていきたい」とあいさつした。

個人では、最多盗塁賞に真砂勇介外野手(25)が26盗塁で初受賞した。表彰の壇上で「7年目なので結果を求めて積極的にチャレンジしてきた。来年は走攻守すべてで、レベルアップしないといけない。1軍に食い込めるようにチームに貢献して4年連続日本一になりそのなかに居られるようになりたい」と宣言した。

優秀選手にはウエスタン・リーグで112試合でリーグ最多となる108安打で、打率3割7厘をマークした育成の田城飛翔(つばさ)外野手(20)が受賞した。壇上では「2軍でアピールしないと支配下選手になれない中、結果を出せてよかった」と振り返り、表彰式後は「今オフは打率を残しながら長打も打てるように体をつくりたい。来季はすぐ1軍で結果が残せるように成長したい」と意気込んだ。

またスポンサー表彰として、真砂が殊勲賞(報知新聞社選定)、田城は努力賞(日刊スポーツ選定)と、ビッグホープ賞(ベースボール・マガジン社選定)も受賞した。

筑後市の2軍ファーム施設のスタッフである柴田三郎氏が長年の貢献が評価され、ファーム功労賞を受賞した。