楽天は25日、米大リーグのパドレスを自由契約となっていた牧田和久投手(35)と入団基本合意したことを発表した。阪神、古巣西武との争奪戦を制した。

西武時代に2年間プレーをともにした石井GMは「牧田投手に入団していただくことは非常に心強いです。この東北の地でお待ちしております」と歓迎した。

先発からクローザーまでこなせる万能力は大きな戦力となる。今季、唯一開幕から先発ローテを守った美馬がロッテへFA移籍。救援防御率はリーグトップの3・07を誇るが、右の変則タイプはいない。若手に期待の投手も多く、石井GMは「これまでの日米での経験から、イーグルス投手陣の底上げを期待してオファーをしました」と経験値を高く評価し、チームへの還元を望んだ。

野手陣の底上げへ内外野を守れる鈴木をロッテからFAで獲得。外国人投手の獲得にも乗り出しており、7年ぶりのリーグ優勝、日本一へ戦力整備を続けていく。