つながるアーチストの系譜-。西武山川穂高内野手がヤクルト村上に助言を送るとともに、来シーズンも“おかわり仕様”のバットを継続使用して本塁打量産を目指す。

不調で4番を外れていた8月31日、バットのグリップ部分をなだらかに太くなる従来の「タイカッブ型」から、先輩中村と同様のノーマル型に変更。2本塁打を放ち、復調のきっかけをつかんだ。来季モデルも87センチ、920グラムで材質がホワイトアッシュの基本は変えず、グリップ部を“おかわり型”とした。「ヘッドが立つ感覚があるので、そっちでいきます」と話した。

村上には「遠投する感覚」と打席での意識をアドバイス。自身は広島長野に「右打ちのコツ」を質問し、「ポイントを近く、詰まる感じで」との返答にうなずいた。先輩のバットに刺激的な後輩。来季も多くのアーチを描き続ける。