「熱男塾」でレベルアップだ。阪神高橋遥人投手が来年1月に行われる母校・亜大の「合同自主トレ」に初参加することを9日、明かした。

ソフトバンク松田宣を筆頭に、多くの一流選手が集結する。「ここで聞けなかったら、いつ聞くんだという感じ。トップレベルの選手なので聞きたいことはある。どういうボールが嫌なのか、僕のボールはどうなのか聞いてみたい」と、貪欲に質問するつもりだ。

右打者対策のヒントを探る。今季は左打者への被打率が2割3分8厘に対し、右打者には2割8分5厘。本塁打も左打者1本、右打者には8本も打たれた。「僕は右バッターによく打たれている」と自覚している。「右のトップレベルというのは貴重」と大学の先輩で、球界一の熱男をバイブルにする。また松田宣は世界一に輝いた「プレミア12」では侍ジャパンの精神的支柱だった。高橋遥は東京五輪の代表候補であり、熱い日の丸話を聞くチャンスもある。

亜大野球部は練習が日本一厳しいと言われる。「(今に)ものすごい生きている。練習、試合に臨む意識とか。大学はすごい大切だった」。初心に帰り、自分磨きに励む。【只松憲】