第3回「プロ野球静岡県人会・野球教室&チャリティートークショー」が29日、静岡市内で行われた。

焼津市出身のオリックス増井浩俊投手(35=静岡高出)ら、6球団8選手が参加。県内から参加した小学生約270人を指導した。三島東小4年の男児は「丁寧に教えてもらった。今後の練習で活用したい」と目を輝かせた。トークショーでは、選手たちへの質疑応答、選手の私物プレゼントなどが行われた。小学生の「憧れの選手は」との質問に、静岡市出身の阪神高橋遥人投手(24=常葉学園橘高出)は「松井秀喜さん」と返答。司会者から「高橋君は、高校時代に本塁打何本?」と聞かれ、「0本です」。会場の笑いを誘った。

イベント終了後、最年長の増井は「子どもたちに野球の魅力を伝えられてよかった」と話した。来季オリックス入りする駿河総合高・紅林弘太郎内野手(17)について「打てる選手だと聞いているので楽しみ。来年は、彼もこの会に参加してほしい」と、期待を寄せていた。【河合萌彦】

◆その他の参加選手 袋井市出身の日本ハム浦野博司投手(30=浜松工出)、静岡市出身の阪神岩崎優投手(28=清水東高出)、掛川市出身の中日鈴木博志投手(22=磐田東高出)、富士市出身の西武鈴木将平外野手(21=静岡高出)、巨人加藤脩平外野手(20=磐田東高出)、オリックス木須デソウザフェリペ捕手(20=御殿場西高出)