阪神ドラフト1位の創志学園・西純矢投手(18)が驚きの球質で度肝を抜いた。 新入団8選手が7日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で自主練習を実施。前日6日に入寮した西純は、雨降るグラウンドでキャッチボールを披露。同期の選手からも伸びのあるボールに驚きの声が上がった。

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<阪神新人の衝撃発進>

◆後継者? 03年自由枠で入団した鳥谷敬内野手は、04年1月の新人合同自主トレで、すべての練習メニューで率先して行った。全体メニュー終了後は素振りやティー打撃を約30分。早大時代は主将ではなかったが、視察した岡田監督は「キャプテンやったなという印象を受けるね」と評価。自身も選手会長を務めたチームリーダーだったが、鳥谷にも後継者としての資質を見た。

◆剛球 12年1位の藤浪晋太郎投手は、13年1月の入寮後、鳴尾浜での自主トレでキャッチボール。ボールを受けた同2位の北條は「内野用のグローブだと耐えられないです。ボールが『ウォー』って来る。球が重くて近く見えました」と驚いた。

◆天井直撃 16年1位大山悠輔内野手は、17年1月に甲子園の室内練習場で行われた新人合同自主トレで、遠投100メートルの強肩ぶりを披露。キャッチボールで勢いのあるボールを投げ、1球だけすっぽ抜けた球が天井を直撃した。大山は「まだです。まだ6割くらいです」と涼しい顔だった。